こんにちは、ダメダメサラリーマンです。
皆さん、フェリーに乗ったことはありますか?
一般的にはフェリーに頻繁に乗る人は少ないと思います。
ダメダメも頻繁に乗ることは無いのですがフェリーの船旅は大好きです。
フェリーに乗った船旅は何故かワクワク感が有って楽しいのです。
子供の頃に乗船したさんふらわあで九州・小倉(だったと思う)に行った記憶が脳のどこかに残っているのかもしれません。
大人になってからは、別府行きのフェリーを何度か利用しました。
別府は大好きな街なので、船旅と別府温泉を両方楽しめるのはすごく贅沢です。
贅沢と言えば、愛媛県松山市の道後温泉とフェリーのセットも贅沢な旅です。
大阪(南港)から愛媛県(東予港)までは四国開発フェリー(株)のオレンジフェリーが運航しています。
東予-大阪航路を航行している船は新しく(2018年3月浸水の新造船)、全室が個室となっているうえに料金もリーズナブルなのでオススメです。
今回の記事はオススメのオレンジフェリーおれんじおおさか(東予-大阪航路)の乗船記(大阪発)となります。
オレンジフェリー『おれんじおおさか』について
船体データ
製造 | 今治造船 株式会社 |
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就航年月日 | 2018.12.06 |
浸水年月 | 2018.03 |
総トン数 | 14,759トン |
全長 | 199.94m。 |
全幅 | 27.5m |
最大速力 | 22.784ノット(航海速力 約20ノット=37.04km/h) |
最大出力 | 13,500KW |
旅客店員 | 519名 |
搭載能力 | 乗用車45台 12mトラック175台 |
出港・入港時間
- 出港(大阪南港)22:00
- 入港(東予港)6:00
乗船時間・下船時間
乗船 | 20:00(早乗り乗船サービス) ※大阪南港に限り、土・日は19:30から乗船可能 |
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下船 | 6:00 ※東予港では7:00まで、大阪南港は8:00まで船内休息が可能 |
利用した客室の等級(料金)
客室はスイート(定員2名)、料金は12,000円(燃料油価格変動調整金300円込み)でした。
料金は3か月毎に設定(変更)されます(燃料油価格変動調整金)。
また、設定期間内でも曜日等によって3種類の料金が設定されています(A期間~C期間)。
今回は1~3月料金のB期間でした。
ちなみに4~6月のB期間の料金(スイート)は12,300円です(価格変動調整金は600円)。
※2020年4月20日現在
予約方法
電話またはオレンジフェリーの公式サイトで予約できます。
ダメダメは公式サイトで予約しました。
東予(0898)64-4121
大阪(06)6612-1811
(営業時間8:30~18:00)
大阪南港乗り場へのアクセス
公共機関(電車)
ニュートラム南港ポートタウン線フェリーターミナル駅徒歩3分です。
車の場合
阪神高速湾岸線南港中もしくは南港南で降りて直ぐ
※駐車場は1日最大500円
ダメダメは電車で乗り場まで行きました。
南港フェリーターミナルの様子
ターミナルビルの1階がチケット売り場になっています。オレンジフェリーと名門大洋フェリーのカウンターが並んでいます。
ビルの2階が待合スペースとなっています。7~80人くらいのキャパでしょうか。
待合室には、珍しいカップヌードルの自販機が設置されていました。
船内の設備
例のウイルスの影響で一部の施設が利用禁止になっていたり、運用が変更されていたりしました。
エントランスホール
吹き抜けの開放感のあるエントランスホールです。
階段が豪華です。
エントランスホールがこの船の4階となっています。
船内はフリーのWi-Fiが利用できるので海上でも通信が可能です。
キッズスペース・授乳室
4階にキッズスペースと授乳室が有るのですがどちらも使用中止になっていました。
ゲームコーナー
5階にゲームコーナーが有るのですが使用中止になっていました。
スカイラウンジ
船の6階、デッキと同じ階にスカイラウンジが有ります。
5階にも休憩スペースが有り、TVを見ることが出来ます。
フォワードラウンジ
ロイヤルとスイートの客室を利用した乗船者専用のラウンジが有りました。
ラウンジと言ってもソファーと椅子が置いてあるだけのちょっと豪華な休憩所っていう感じです。
飲み物などのサービスも有りません。
誰も利用していませんでした。
喫煙コーナー(ルーム)
ラウンジの横に喫煙コーナーが有りました。
客室
今回選んだスイート(洋室)はお部屋の広さが16.80㎡(約9畳)もありビジネスホテルよりも広々しています。
幅100cm、長さが210cmのベッドが2つ置かれています。
室内にはソファーとテーブルもあります。
トイレは有りませんが、小さな洗面台が設置されています。
小さなクローゼットの中にはアメニティグッズと浴衣が入っています。
アメニティはオレンジフェリーオリジナルタオルと歯磨きセットです。
デスクの上には加湿器(季節限定)が置かれていました。
このフェリーにはスイートが全24室設置されています。
スイートの上にはロイヤルという客室もありバス、トイレ付きで51.70㎡(約28畳)の広さがあります。
おれんじおおさかは一番安いシングルのお部屋でも個室になっています。
一人旅ならシングルでもアリです。
レストラン
営業時間
夜の営業
- 月〜金:20:00~22:30
- 土・日:19:30~22:30
例の感染症の影響で、一品料理のカウンター販売は中止されていました。
一品料理は種類も絞られていて、レジで注文してから料理が温められて提供されるようになっていました。
一品料理以外のメニューは定食とカレーライスやラーメンなどの麺類が用意されていました。
アルコールも生ビール、やハイボールなど一通り揃っていました。
お酒のおつまみとして枝豆、玉子焼き、ウインナーそしてじゃこ天がありました。
お箸、フォーク、ナプキンや調味料はセルフサービスです。
カウンターの向かい側には一品料理を温めるための電子レンジ、コーヒーサーバーとウォーターサーバーが置かれていました。
製氷機も置いてありました。
レストランは思ったより広く、団体席(28席)を含め85名のキャパです。
朝の営業
5:30~7:00(ラストオーダー6:30)
朝食バイキングは中止となっていました。代わりに500円の朝食セットが提供されていました。
(ダメダメはレストランで朝食を食べませんでした)
お土産販売コーナー
船内には売店は無く、レストランの入り口に小さなお酒とお土産の販売コーナーが有りました。
売店が無いので自販機は充実しています。
展望バスルーム
船内の5階に展望バスルームが有ります。
バスルームだけではなくシャワー室も6ブース設置されています。
更衣室には鍵付き無料ロッカーが設置されています。
シャワー室は新しくて綺麗です。
ブース前のスペースも広いです。
ブース内には座って洗える台が設置されていました。
バスルーム内は2つの浴槽と洗い場が12ブース有りました。
浴槽から外の景色を見ることが出来ますが、夜はガラスが曇っていてよく見えません。朝の方が眺望はいいと思います。
バスルームもシャワー室もボディソープ、シャンプー、リンスが備え付けられています。
松山への連絡バス
東予港から松山方面へ連絡バスが出ています。
バスに乗るには事前に予約センター(0898-64-4121 8:30~18:00)へ電話し(電話のみ)、乗船する便名等を伝えて予約する必要があります。
バスのチケットは乗船チケットとともに南港フェリーターミナルのカウンターで受け取ります。
バスは松山市駅、JR松山駅を経由し、約90分で道後温泉まで行きます。
道後温泉までの料金は1,250円(12歳以上大人)です。
※2020年4月1日現在
乗船記
大阪南港フェリーターミナルから乗船
大阪市営地下鉄中央線のコスモスクエア駅でポートタウン線へ乗換え。
10分ほどで目的地フェリーターミナル駅に到着。
駅からターミナルビルまでは屋根付きの通路でアクセス可能。
ちょっと歩いてターミナルビルの2階に到着。
予約したチケットを発券するため一旦1階のカウンターへ移動。
オレンジフェリーのカウンターでチケットを無事発券完了。
再び2階の待合室へ。
待合室でしばらく過ごし、いよいよ乗船。
レストランで夕食
乗船後、部屋に荷物を置き、早速レストランへ。
入口のお土産コーナーを通り過ぎ中へ。
入口で両手をアルコール消毒。
中に入るとまず目に入ったのが、何も置かれていない料理のカウンター。
寂しいカウンターを通り過ぎレジへ。
枝豆、ウインナー、真鯛のかぶと煮、そしておでんセットと生ビールを注文。
窓際のテーブル席を確保しディナースタート。
今回の一番はかぶと煮。おでんもGood。
出港前なので船は揺れることもなく、美味しく完食。
ディナーの後、船内を散策。
寒いけどせっかくなのでデッキへ。
特徴的なオレンジの煙突。
救命ボート?発見。
寒いのでデッキは退散、部屋に向かう。
無人のシングルルームをちょっと見学。
部屋に戻りお風呂の準備開始。
展望バスルームで入浴
部屋を出て展望バスルームへ。
人が少なくて快適。
身体も温まってリラックス。
バスルームを出て我慢できずに生ビール購入。休憩スペースでグビっと。
出港
出港時間が近づいてきたので再びデッキへ。
乗船用のタラップ?が回収。
そして出港。
どんどん港から離れる船体。
出港後15分、船内のモニターで現在地を確認。
部屋に戻り、残っていた生ビールを飲んでから歯磨き。
係の方の情報によると、23:10〜23:20頃に明石海峡大橋、4:00〜4:10頃に瀬戸大橋を通過するとのこと。が、この時期は寒くて辛そうなので見学は諦め、明日に備えて就寝。
東予港入港
朝5時起床。
顔を洗ってからデッキへ。カモメが船と並走。
東予港がすぐそこに。
フェリーターミナルも肉眼で確認出来るほど接近。
なぜカモメは船と並走するのだろう?
入港15分前、いよいよ接岸。
無事接岸。
伸びてくるタラップ。
気が付けばだいぶ明るくなっている。
そして部屋に戻り荷物を持って下船。
道後温泉へ移動
下船後、ターミナルへ。
連絡バス乗り場の案内板を発見。
①番乗り場が松山行き。
南港のカウンターで受け取ったバスのチケットを確認。
バスは既に待機中。
こんなところに就航記念の銅像が。
松山(道後温泉)行きの伊予鉄道のバス。
三割くらいの乗車率、後方の座席へ乗り出発。
途中、JR松山駅でストップ。
そしてほぼ時間通りに道後温泉駅前のバス停に到着。
まとめ
移動手段と言うより、船旅を楽しめるオススメのフェリーです。
・船が新しくてキレイ
・出港時間が22:00なので会社帰りでも乗船可能
・しかも20:00(土・日は19:30)から乗船できる
・全室が個室対応
・レストランのメニューが豊富
【注】感染症の流行中は制限有り
・コスパが良い。
個人的な感想ですが、二人でスイートを利用しても25,000円以内なので、移動と宿泊を兼ねた料金としては非常に安いと思います。
終わり。