僕は別府が大好きで定期的に訪れているのですが、その際、必ず訪問するのが『かくれがDining和楽』です。2019年6月某日、久々に訪れた和楽のお酒と料理を紹介します。
和楽の場所
別府駅近くの繁華街 北浜に和楽はあります。
〒874-0920 大分県別府市北浜1丁目4−7
和楽との出会い
今から10年以上も前、どんたくで賑わう博多の屋台を飲み歩いていたとき、何件目かのお店で隣に座っていたのが和楽のマスターでした。大阪で仕事をしていた経験も有るマスターと意気投合し、その店を出てからもう一軒行って(餃子屋さん)、帰りの飛行機の時間ギリギリまで楽しく過ごしました。マスターが別府で和楽というお店を営んでいるという話を聞いていたので、別れ際に「別府のお店に行きます」と言ってタクシーに乗り込みました。それから2年くらい経っていたと思いますが、別府へ旅行に行くことになり、和楽の事を思い出しました。そして別府に着いた夜、当時の話を思い出しながら和楽を探しました。出会ってから結構時間が経っていたのでもうお店は閉めているのでは、と思いながら和楽を探しました。そしてしばらく探していると、遂に別府の繁華街で和楽という名前のお店を発見しました。このお店があの和楽だろうか、と思いながら小窓から中を見てみました。カウンターの中の男性は少しふっくらしていたけど間違いなく博多で会ったマスターでした。確認した瞬間、お店が閉まってなくて(潰れてなくて)良かった、と安心しました。そしてお店に入ろうと扉を開け、「空いてますか?」と聞くと、「すいません、今いっぱいです。」と。ちょっとがっかりしたけど繁盛していて良かったと思い、少し時間をおいてもう一度だけ行ってみようということにしました。それで別府駅の飲食店(ロッテリアだったかも)で1時間くらい過ごし、再び和楽の扉を開け、「空いてますか?」と聞くと、今度は「どうぞ、カウンターへ。」と促され店内に入りました。椅子に座らずしばらくマスターの顔を見つめていると、「どこかで・・・」と言ったマスターの記憶を蘇らせるため、「博多のどんた(くで) 」と言っている途中で「おー あの時の」と思い出してくれました。これでやっと博多での約束を果たすことが出来ました。それから和楽を訪問するため大阪からちょくちょく別府に行くようになりました。
今回の料理とお酒
和楽ではいつも料理はお任せにしています。お酒も一杯目の生ビール以外はお任せにしています。ということで先ずは生ビールで乾杯です。初めにお通し(的な)ものとして鰤の南蛮漬けとちくわの明太子和えが出てきました。鰤の南蛮漬けは初めて食べましたが鰤の油とお酢の味がマッチしてとても美味しかったです。そして次に出てきたのがダチョウのお造り。初めて食べるダチョウは油の旨みがあり牛肉と鶏肉の良いところを合わせたような味でした。ダチョウ、と聞いたときはこんなに美味しいとは思わずビックリしました。ダチョウの次に出てきたのは鶏のから揚げでした。しかも骨付きです。大分では鶏のから揚げと言えば骨付きが当たり前なのだそうです。何年か振りに骨付きのから揚げを食べたのですが、骨付きの方が断然美味しいと思いました(面倒ですが)。マスターから椎茸の調理方法を聞かれたので(天ぷらか塩焼き)塩焼きを選択しました。しばらくすると、どんこ椎茸が塩焼きで出てきました。やっぱり大分の椎茸は肉厚で美味しいです。ちなみに大分県は乾椎茸の日本一の産地です。椎茸を食べているところでビールが無くなり焼酎をお願いすることにしました。僕は芋をいつものようにお任せでお願いしました。そして出てきたのは、北斗の拳ラベル、光武酒造場の『お前はもう死んでいる』でした。この焼酎はケンシロウをイメージして黄金千貫で仕込んでいるとのことです。ラベルには「まさに芋焼酎界の救世主のような誰にでも愛される味わいに仕上がっています」と書かれています。でも味はザ・芋焼酎という感じなので、誰にでもというわけではなく、芋焼酎が大好きな人向けではないかなあと思います。僕は芋焼酎大好きなので好みの味でした。ちなみに相方は麦焼酎の『とっぱい』を飲んでいます。お酒を焼酎に変えたところで焼きビーフンが出てきました。焼きビーフンをお店で食べるのは初めてかもしれません。小学生の頃はよく家の食卓に出ていたような気がしますが、今は家でも食べることは無いので久しぶりで美味しくいただきました。焼きビーフンのあとに出てきたのは海老のガーリック炒めです。僕は海老が死ぬほど好きなので(蟹も)すごくテンションが上がりました。ハワイのガーリックシュリンプとは違い、バターで味付されていて、まろやかな味わいでとても美味しくいただきました。ハワイのガーリックシュリンプはニンニクだけでなくスパイスがもっと効いていたと思います。海老を美味しくいただいていると、軍鶏の皮ポン酢が出てきました。軍鶏は歯ごたえがあり旨みが口の中に広がって美味しかったです。軍鶏の次に出てきたのは手羽餃子でした。熱々の手羽餃子は一気に食べてしまいました。手羽餃子のような揚げ物はビールにも合うと思います。そして手羽餃子を食べ終わったところで焼酎をおかわりしました。引き続き北斗の拳ラベルで『わが生涯に一片の悔いなし』をいただきます。この焼酎はラオウをイメージし紅はるかで仕込んでいるとのことです。ラベルには「世紀末覇者でありながら以外に情にもろいところもあるラオウらしい芋焼酎に仕上がっています」と書かれています。ラオウらしいというのがピンときませんが、北斗の拳において最強の存在感を持つラオウに合わせ、最強の蜜芋と呼ばれる紅はるかを使っているのではないでしょうか。味はラオウのイメージと異なり甘くて柔らかい口当たりでした。そしてラオウの焼酎を味わっているところにお肉が出てきました。サガリのステーキです。焼肉でハラミを食べることはありますが、サガリを食べる機会は非常に少ないので海老に続き再びテンションが上がりました。サガリは赤身で柔らかく、油もハラミより少ないように感じました。ここまでずっと食べ続けていたので満腹感が漂っていましたが、モヤシとともにバクバク美味しく食べることが出来ました。でも、さすがに苦しくなってきたので次の一品で料理は終了することにしました。そして最後の一品、コロッケが出てきました。最後のコロッケをじっくりと味わい食事は終了しました。焼酎を飲みながらお喋りをしていましたが、ホテルのお風呂が午前0時で終わってしまうので楽しい宴を終了することにしました。お会計のあと、マスターと翌日に食事へ行く約束をしてお店を出ました。
まとめ
今回の訪問でイチオシの料理は海老のガーリック炒めと言いたいところですが、海老は大好物で思い入れが強すぎるので除外したいと思います。海老を除外するとイチオシはダチョウのお造りとなります。いつもよりお魚が少なかったような気がしますが大満足です。次は15周年のイベントを予定している11月に行ければ、と思っています。
終わり。