交通

船旅をとことん楽しめ!オレンジフェリー『おれんじおおさか』で愛媛へGo!【2020】

こんにちは、ダメダメサラリーマンです。

皆さん、フェリーに乗ったことはありますか?
一般的にはフェリーに頻繁に乗る人は少ないと思います。
ダメダメも頻繁に乗ることは無いのですがフェリーの船旅は大好きです。
フェリーに乗った船旅は何故かワクワク感が有って楽しいのです。
子供の頃に乗船したさんふらわあで九州・小倉(だったと思う)に行った記憶が脳のどこかに残っているのかもしれません。

大人になってからは、別府行きのフェリーを何度か利用しました。
別府は大好きな街なので、船旅と別府温泉を両方楽しめるのはすごく贅沢です。
贅沢と言えば、愛媛県松山市の道後温泉とフェリーのセットも贅沢な旅です。
大阪(南港)から愛媛県(東予港)までは四国開発フェリー(株)のオレンジフェリーが運航しています。
東予-大阪航路を航行している船は新しく(2018年3月浸水の新造船)、全室が個室となっているうえに料金もリーズナブルなのでオススメです。

おれんじおおさか 今治造船
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今回の記事はオススメのオレンジフェリーおれんじおおさか(東予-大阪航路)の乗船記(大阪発)となります。

オレンジフェリー『おれんじおおさか』について

船体データ

製造 今治造船 株式会社
就航年月日 2018.12.06
浸水年月 2018.03
総トン数  14,759トン
全長 199.94m
全幅 27.5m
最大速力 22.784ノット(航海速力 約20ノット=37.04km/h)
最大出力 13,500KW
旅客店員 519名
搭載能力 乗用車45台 12mトラック175台

出港・入港時間

  • 出港(大阪南港)22:00
  • 入港(東予港)6:00

乗船時間・下船時間

乗船 20:00(早乗り乗船サービス)
※大阪南港に限り、土・日は19:30から乗船可能
下船 6:00
※東予港では7:00まで、大阪南港は8:00まで船内休息が可能

利用した客室の等級(料金)

客室はスイート(定員2名)、料金は12,000円(燃料油価格変動調整金300円込み)でした。

大阪南港フェリーターミナル オレンジフェリーカウンター

料金は3か月毎に設定(変更)されます(燃料油価格変動調整金)。
また、設定期間内でも曜日等によって3種類の料金が設定されています(A期間~C期間)。
今回は1~3月料金のB期間でした。
ちなみに4~6月のB期間の料金(スイート)は12,300円です(価格変動調整金は600円)。
※2020年4月20日現在

予約方法

電話またはオレンジフェリーの公式サイトで予約できます。
ダメダメは公式サイトで予約しました。

予約センター

東予(0898)64-4121
大阪(06)6612-1811
(営業時間8:30~18:00)

大阪南港乗り場へのアクセス

公共機関(電車)

ニュートラム南港ポートタウン線フェリーターミナル駅徒歩3分です。

車の場合

阪神高速湾岸線南港中もしくは南港南で降りて直ぐ

※駐車場は1日最大500円

ダメダメは電車で乗り場まで行きました。

南港フェリーターミナルの様子

ターミナルビルの1階がチケット売り場になっています。オレンジフェリーと名門大洋フェリーのカウンターが並んでいます。

大阪南港フェリーターミナル1階
大阪南港フェリーターミナル 待合室

ビルの2階が待合スペースとなっています。7~80人くらいのキャパでしょうか。
待合室には、珍しいカップヌードルの自販機が設置されていました。

大阪南港フェリーターミナル 待合室 カップヌードル自販機

船内の設備

例のウイルスの影響で一部の施設が利用禁止になっていたり、運用が変更されていたりしました。

エントランスホール

吹き抜けの開放感のあるエントランスホールです。

おれんじおおさか エントランスホール

階段が豪華です。

おれんじおおさか エントランスホール

エントランスホールがこの船の4階となっています。
船内はフリーのWi-Fiが利用できるので海上でも通信が可能です。

おれんじおおさか Wi-Fi案内

キッズスペース・授乳室

4階にキッズスペースと授乳室が有るのですがどちらも使用中止になっていました。

おれんじおおさか キッズスペース・授乳室
おれんじおおさか キッズルーム中止のお知らせ
おれんじおおさか キッズスペース

ゲームコーナー

5階にゲームコーナーが有るのですが使用中止になっていました。

おれんじおおさか ゲームコーナー
おれんじおおさか ゲームコーナー使用中止のお知らせ
おれんじおおさか ゲームコーナー 使用中止

スカイラウンジ

船の6階、デッキと同じ階にスカイラウンジが有ります。

おれんじおおさか デッキから見たスカイラウンジ

5階にも休憩スペースが有り、TVを見ることが出来ます。

おれんじおおさか 休憩スペース(5階)

フォワードラウンジ

ロイヤルとスイートの客室を利用した乗船者専用のラウンジが有りました。

おれんじおおさか フォワードラウンジ

ラウンジと言ってもソファーと椅子が置いてあるだけのちょっと豪華な休憩所っていう感じです。

おれんじおおさか フォワードラウンジ内

飲み物などのサービスも有りません。

おれんじおおさか フォワードラウンジ内

誰も利用していませんでした。

喫煙コーナー(ルーム)

ラウンジの横に喫煙コーナーが有りました。

おれんじおおさか 禁煙コーナー
おれんじおおさか 禁煙コーナー内

客室

今回選んだスイート(洋室)はお部屋の広さが16.80㎡(約9畳)もありビジネスホテルよりも広々しています。
幅100cm、長さが210cmのベッドが2つ置かれています。

おれんじおおさか 客室(スイート)

室内にはソファーとテーブルもあります。

おれんじおおさか 客室内(スイート) ソファー

トイレは有りませんが、小さな洗面台が設置されています。

おれんじおおさか 客室(スイート) 洗面

小さなクローゼットの中にはアメニティグッズと浴衣が入っています。

おれんじおおさか 客室(スイート) クローゼット

アメニティはオレンジフェリーオリジナルタオルと歯磨きセットです。

デスクの上には加湿器(季節限定)が置かれていました。

おれんじおおさか 客室(スイート) デスク 加湿器

このフェリーにはスイートが全24室設置されています。
スイートの上にはロイヤルという客室もありバス、トイレ付きで51.70㎡(約28畳)の広さがあります。

おれんじおおさかは一番安いシングルのお部屋でも個室になっています。

おれんじおおさか 客室(シングル)

一人旅ならシングルでもアリです。

レストラン

営業時間

夜の営業
  • 月〜金:20:00~22:30 
  • 土・日:19:30~22:30

例の感染症の影響で、一品料理のカウンター販売は中止されていました。

おれんじおおさか レストランのご利用について
おれんじおおさか レストラン カウンター

一品料理は種類も絞られていて、レジで注文してから料理が温められて提供されるようになっていました。

おれんじおおさか レストラン 一品料理サンプル

一品料理以外のメニューは定食とカレーライスやラーメンなどの麺類が用意されていました。

ダメダメ
ダメダメ
宇和島鯛めしもあったよ。

アルコールも生ビール、やハイボールなど一通り揃っていました。

おれんじおおさか レストラン アルコールメニュー

お酒のおつまみとして枝豆、玉子焼き、ウインナーそしてじゃこ天がありました。
お箸、フォーク、ナプキンや調味料はセルフサービスです。

おれんじおおさか レストラン セルフサービス

カウンターの向かい側には一品料理を温めるための電子レンジ、コーヒーサーバーとウォーターサーバーが置かれていました。

おれんじおおさか レストラン 電子レンジ コーヒーサーバー ウォーターサーバー

製氷機も置いてありました。

おれんじおおさか レストラン 製氷機

レストランは思ったより広く、団体席(28席)を含め85名のキャパです。

おれんじおおさか レストラン案内図
朝の営業

5:30~7:00(ラストオーダー6:30)

朝食バイキングは中止となっていました。代わりに500円の朝食セットが提供されていました。
(ダメダメはレストランで朝食を食べませんでした)

お土産販売コーナー

船内には売店は無く、レストランの入り口に小さなお酒とお土産の販売コーナーが有りました。

おれんじおおさか レストラン併設のお土産屋さん

売店が無いので自販機は充実しています。

おれんじおおさか 自販機

展望バスルーム

船内の5階に展望バスルームが有ります。

おれんじおおさか 展望バスルーム

バスルームだけではなくシャワー室も6ブース設置されています。

おれんじおおさか 展望バスルーム シャワーブース

更衣室には鍵付き無料ロッカーが設置されています。

おれんじおおさか 展望バスルーム ロッカー

シャワー室は新しくて綺麗です。

おれんじおおさか 展望バスルーム シャワーブース

ブース前のスペースも広いです。

おれんじおおさか 展望バスルーム シャワーブース

ブース内には座って洗える台が設置されていました。

おれんじおおさか 展望バスルーム シャワーブース

バスルーム内は2つの浴槽と洗い場が12ブース有りました。
浴槽から外の景色を見ることが出来ますが、夜はガラスが曇っていてよく見えません。朝の方が眺望はいいと思います。

バスルームもシャワー室もボディソープ、シャンプー、リンスが備え付けられています。

ダメダメ
ダメダメ
ソープ関係はすべて花王の製品らしいよ。

松山への連絡バス

東予港から松山方面へ連絡バスが出ています。
バスに乗るには事前に予約センター(0898-64-4121 8:30~18:00)へ電話し(電話のみ)、乗船する便名等を伝えて予約する必要があります。
バスのチケットは乗船チケットとともに南港フェリーターミナルのカウンターで受け取ります。
バスは松山市駅、JR松山駅を経由し、約90分で道後温泉まで行きます。
道後温泉までの料金は1,250円(12歳以上大人)です。
※2020年4月1日現在

乗船記

大阪南港フェリーターミナルから乗船

大阪市営地下鉄中央線のコスモスクエア駅でポートタウン線へ乗換え。

ニュートラム

10分ほどで目的地フェリーターミナル駅に到着。

ニュートラム南港ポートタウン線 フェリーターミナル駅

駅からターミナルビルまでは屋根付きの通路でアクセス可能。

ニュートラム南港ポートタウン線 フェリーターミナル駅 通路

ちょっと歩いてターミナルビルの2階に到着。
予約したチケットを発券するため一旦1階のカウンターへ移動。

大阪南港フェリーターミナル オレンジフェリーカウンター


オレンジフェリーのカウンターでチケットを無事発券完了。

おれんじおおさか 乗船チケット

再び2階の待合室へ。
待合室でしばらく過ごし、いよいよ乗船。

大阪南港フェリーターミナル 乗船口

レストランで夕食

乗船後、部屋に荷物を置き、早速レストランへ。

おれんじおおさか レストラン案内
おれんじおおさか レストラン

入口のお土産コーナーを通り過ぎ中へ。

おれんじおおさか レストラン入口

入口で両手をアルコール消毒。

おれんじおおさか レストラン アルコール消毒

中に入るとまず目に入ったのが、何も置かれていない料理のカウンター。

おれんじおおさか レストラン カウンター

ダメダメ
ダメダメ
本来ならこの上(中)にいろんな料理が置かれいて、食欲をそそる光景が待っていたはず。

寂しいカウンターを通り過ぎレジへ。

おれんじおおさか レストラン レジ

枝豆、ウインナー、真鯛のかぶと煮、そしておでんセットと生ビールを注文。
窓際のテーブル席を確保しディナースタート。

おれんじおおさか レストランでのディナー

今回の一番はかぶと煮。おでんもGood。
出港前なので船は揺れることもなく、美味しく完食。

おれんじおおさか レストラン 完食


ディナーの後、船内を散策。
寒いけどせっかくなのでデッキへ。

おれんじおおさか デッキ

特徴的なオレンジの煙突。

おれんじおおさか デッキ 煙突

救命ボート?発見。

おれんじおおさか 救命ボート

寒いのでデッキは退散、部屋に向かう。
無人のシングルルームをちょっと見学。

おれんじおおさか 客室(シングルルームスペース)
おれんじおおさか 客室(シングル)

部屋に戻りお風呂の準備開始。

展望バスルームで入浴

部屋を出て展望バスルームへ。

おれんじおおさか 展望バスルーム


人が少なくて快適。
身体も温まってリラックス。
バスルームを出て我慢できずに生ビール購入。休憩スペースでグビっと。

おれんじおおさか 5階休憩スペースで生ビール

出港

出港時間が近づいてきたので再びデッキへ。
乗船用のタラップ?が回収。

おれんじおおさか 出港準備

そして出港。

おれんじおおさか 出港

どんどん港から離れる船体。

おれんじおおさか 出港

出港後15分、船内のモニターで現在地を確認。

おれんじおおさか 航路モニター

部屋に戻り、残っていた生ビールを飲んでから歯磨き。
係の方の情報によると、23:10〜23:20頃に明石海峡大橋、4:00〜4:10頃に瀬戸大橋を通過するとのこと。が、この時期は寒くて辛そうなので見学は諦め、明日に備えて就寝。

東予港入港

朝5時起床。
顔を洗ってからデッキへ。カモメが船と並走。

おれんじおおさか 船と併走するカモメ

東予港がすぐそこに。

東予港

フェリーターミナルも肉眼で確認出来るほど接近。

東予港

なぜカモメは船と並走するのだろう?

おれんじおおさか 船と併走するカモメ

入港15分前、いよいよ接岸。

東予港

無事接岸。

おれんじおおさか 入港

伸びてくるタラップ。

おれんじおおさか 東予港 着岸

気が付けばだいぶ明るくなっている。

おれんじおおさか デッキ 煙突
おれんじおおさか デッキ

そして部屋に戻り荷物を持って下船。

道後温泉へ移動

下船後、ターミナルへ。

東予港 ターミナルビル

連絡バス乗り場の案内板を発見。

東予港 連絡バス乗り場のご案内

①番乗り場が松山行き。
南港のカウンターで受け取ったバスのチケットを確認。

東予港 松山行き連絡バス乗車券

バスは既に待機中。

東予港 松山行き連絡バス

こんなところに就航記念の銅像が。

四国開発フェリー 就航記念

松山(道後温泉)行きの伊予鉄道のバス。

東予港 松山行き連絡バス

三割くらいの乗車率、後方の座席へ乗り出発。

東予港 松山行き連絡バス車内

途中、JR松山駅でストップ。

JR松山駅

そしてほぼ時間通りに道後温泉駅前のバス停に到着。

道後温泉駅前

まとめ

移動手段と言うより、船旅を楽しめるオススメのフェリーです。

おれんじおおさか おすすめポイント

船が新しくてキレイ
出港時間が22:00なので会社帰りでも乗船可能
しかも20:00(土・日は19:30)から乗船できる
全室が個室対応
レストランのメニューが豊富
 【注】感染症の流行中は制限有り
コスパが良い。

個人的な感想ですが、二人でスイートを利用しても25,000円以内なので、移動と宿泊を兼ねた料金としては非常に安いと思います。

終わり。